月別アーカイブ: 2016年3月

96Boards Dragonboard 410c

HiKeyに続いてDragonBoard 410cも入手しました。こちらはQualcomm製のSnapdragon搭載のシングルボードコンピュータです。もちろんGPUも搭載されています。ちなみに、製品版ではSoCチップ等がシールドで囲われています (もしかしたらシールド兼ヒートシンクかも知れません)。

デフォルトではAndroidがインストールされていますので、Debianを入れ直します。手順はドキュメント (PDF)の通りで何も難しいことはありません。microSDを用意するのが面倒だったので、HiKey用にインストール済みだったfastbootを使いましたが、詰まるポイントもなく、簡単に更新できました。

また、Dragonboardの方はブートパラメータの設定変更等は一切必要なく、一発でSHARPの7インチLCDパネルへの1200x1920表示もできました。HiKeyのイメージは昨年11月末のもの、Dragonboardのイメージは今年2月末のもの、ということでこの数ヶ月分のアドバンテージがあったということでしょうか。

2016/03/18追記: xrandrで1920x1200のlandscape表示ができましたが、画面最下部までマウスカーソルを動かせないという不具合(?)があるため、今は素直にportrait表示で使っています。

HiKeyでディスプレイが表示されない問題

前回の続きです。

ファームを更新しただけでは状況は改善されず、依然としてディスプレイには何も表示されません。困った時のシリアルコンソール、ということでUSB UARTアダプタを追加で入手しました。が、これは根本的な解決にはなりません。githubにあるドキュメントWikiをしっかり読み直します。

ドンピシャな情報がありました。起動後に "右Alt + PrintScr + G" の同時押しで、EDIDのモードを一つずつ手動で切り替えられるようです。UARTアダプタをHiKeyに接続し、PCとmicroUSBで接続し、TeraTermでシリアルポートを開いておけば自動ログインしてくれます。

この状態で上記のキーを同時押しする度に解像度とリフレッシュレートが変更され、シリアルコンソールに表示中の値が表示されます。何度か押していくと、ディスプレイに表示されました。この時の解像度とリフレッシュレートを、HiKeyのブートパラメータに追加します。私の環境では 1920x1200 @59Hz でした。これを

$ sudo vi /boot/grub/grub.cfg
...
linux ~ video=HDMI-A-1:1920x1200@59

のようにしてgrubの設定ファイルのlinux行の末尾に追記します。追記したら再起動しましょう。通常であればこれで画面が表示されるようになります。

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7インチ IGZO LCDパネル

HiKeyの話の途中ですが、微妙に脱線です。

有線も無線もない社外でRaspberry Pi等をセットアップする際にディスプレイが欲しい、という状況が何度かあり、持ち運び可能なディスプレイを捜していました。ノートPCのモニタに表示させることができればいいのですが、ノートPCのHDMI等は出力端子なのでそんなことは無理です。

しばらく捜していたのですが、昨年末からSHARPの7インチ IGZO LCDパネル秋月で取り扱いが始まりました。ちょっと遅れましたが、これを入手しました。もちろん裸では持ち歩けるはずがありませんので、アクリルのケースも購入して組み立てました。

HDMI入力で、デフォルトの解像度は1200x1920のポートレート表示です。7インチでこの解像度だと細かすぎる気がしないでもないですが、気にしない方向で。

電源に使うUSBケーブルは、細いものを選択しました。

同様に、HDMIケーブルも細いものにしました。

96Boards HiKey LeMaker

96Boards HiKey LeMaker

ARM系のシングルボードコンピュータがどんどん増えてきます。64bit 8コアのHiKey LeMaker版を入手しました。ARMのGPUであるMali-450MPを搭載しているのでOpenCLを試そうと思ったのですが、残念ながらこのGPUはOpenCLに対応していないとのこと。

箱から出してすぐ使えるようになっているそうなので、12V 2Aの電源アダプタも購入してHDMIでディスプレイを繋いでさっそく動かしてみました。が、ウチにあるDELLの24インチディスプレイは認識されないのか何なのか画面が表示されません。参りました。

とりあえず、ファームを最新版に更新してみることにしました。HiKeyにはeMMCストレージが搭載されていますので、このままSDカードは使わずに済ませましょう (アイキャッチ画像のボードにはmicroSDを刺していますが、実際には使っていません)。ファーム更新の手順はgithubにある96BoardsのドキュメントWikiに記述されている通りです。

自宅のWindows PC上のVMWareに入れてあるDebianにandroid-fastboot-toolをインストールし、イメージファイルをDLしてfastbootで焼くだけです。ちなみに上記のドキュメントでは途中で

$ sudo fastboot reboot

が入っていますが、これを行うとfastbootでデバイスが認識されなくなってしまいましたので、この行は飛ばしました。

さて、これでファームの更新は完了です。再度ディスプレイの認識に挑戦してみましょう。