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Parallellaでクラスタリング その6 NFSv4対応

従来の設定のままでも特に問題はないのですが、Parallellaの新しいファームウェアがNFSv4に対応しましたので、ファーム更新のついでに設定し直しました。

まずNFSサーバとなる母艦の設定です。これまでは/etc/exportsでファイルシステムを直接指定していましたが、NFSv4らしく、マウントポイントを/var/exportsの下に集めることにします。キモは/etc/fstabファイルですね。設定したらexportfsコマンドで設定を確認しておきましょう。

# mkdir -p /var/exports/parallella
# chown -R nobody:nogroup /var/exports
# vi /etc/fstab
...
/home/USERNAME/parallella    /var/exports/parallella    none    bind    0    0

# vi /etc/exports
...
/var/exports                   192.168.100.0/24(rw,sync,fsid=0,crossmnt,no_subtree_check)
/var/exports/parallella        192.168.100.0/24(rw,sync,no_subtree_check)

# /etc/init.d/nfs-kernel-server restart
# exportfs
/var/exports    192.168.100.0/24
/var/exports/parallella
                192.168.100.0/24

ここでは書きませんでしたが、/etc/imapd.confの設定, ACLの設定も忘れずに。

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KX3-2M 送信機系統図

Elecraft KX3に144MHzトランスバータのKX3-2Mを組み込んだ場合、当然ながら送信機系統図にKX3-2Mについても記載する必要があります。KX3本体の送信機系統図は購入時に書面で同梱されていますが、KX3-2Mには同梱されていません。KX3-2Mのマニュアルには"Circuit Description"としてテキストでのみ説明がありますので、これを図に起こす必要があります (上記はElecraftから個人輸入した場合です。代理店のEDCさんから購入した場合は、申請に必要な書面はおそらくすべて揃っていると思います)。

ということで、今回の変更申請のためにダイアグラムを起こしてみました。Rx/Tx切り替えスイッチは省略してあります。Elecraftのサポートに問い合わせて、内容に問題ないことを確認してもらっていますが、この内容で開局・変更申請が通ることを保証するものではありません。また、信号の流れが左から右になっていますのでご注意下さい。

KX3-2M transmit signal diagram

アマチュア局 変更申請

すったもんだありましたが、KX2が届きましたのでアマチュア局の変更申請を行います。代理店のEDCさんは実機が届く前から変更申請したりしていたようですが、一介のエンドユーザにはそんな離れ業はできませんので、実機が届いてから作業開始です。

基本的にはKX3で開局申請した時とほぼ同じで、まずは総務省の電子申請Liteで変更申請を行うための書類を用意します。今回の変更申請では、第1送信機のKX3に144MHzを追加し、増設する第2送信機をKX2にしました。

KX2も日本向けに5MHz (60m)バンドを無効にしている証明書が同梱されていますので、これに加えて実機裏面のシリアルの写真、これまたKX2に同梱されている送信機系統図と周波数・ローカル発振器の対応表 (4アマで出られないバンドは消す)、送信機系統図の中でオプションになっている箇所についてのコメント(ATUの有無)を添えて変更申請書を作成し、zip形式でダウンロードします。

このzipファイルを非技適機種の保証業務を行っているJARDまたはTSSに送付するのですが、前回はTSSを使ったので今回はJARDに送ってみることにしました。TSSは書面による申請の方が電子申請より早い、とアレな方向で評判でしたが、JARDはどうでしょう? 楽しみです。

ちなみに、どういう訳か電子申請Liteにログインできなくなっていました。ID/パスワードの再発行も依頼してあります。

2016/06/27追記: 25日(土)の深夜に保証申請をJARDに投げて、今日27日(月)の午後に手数料を入金したところ、19:00に補正依頼がありました。早いです。送信機系統図に2mトランスバータが抜けていたのと日本のバンドプランに適合していることの証明書の添付漏れ、いくつかのチェックが入っていなかったのを修正して再送しておきました。

2016/06/28追記: 昨日に続いてJARDから、KX3-2Mトランスバータの送信機系統図まわりの確認の問い合わせがありました。マニュアルを漁ってもいまいち不明な内容だったためElecraftに質問を投げて回答待ちです。ウェブを漁ったところ、トランスバータのブロック図が見つかりましたので、マニュアルと照らし合わせながら送信機系統図を更新して、修正版をJARDに送付しておきました。

2016/06/29追記: 念のため、KX3-2Mのマニュアルからブロック図を起こし直してElecraftのサポートにチェックしてもらっています。今日はJARDから補正の指摘がないので審査を通った、と考えるのは甘いですかね。

2016/06/30追記: 総務省の電子申請Liteのパスワード再発行は申請からちょうど1週間目に葉書が届きました。これで無事に電子申請できます。葉書は無くなさないよう局免と一緒に保管しておきます。

2016/07/01追記: JARDから保証書が届きましたので、電子申請Liteから変更申請しました。保証申請からちょうど1週間ですね。素晴らしく早いです。なお、保証書のシリアルから察するに、JARDでの今年の13件目の保証だったようです。つまり、JARDへの保証申請は1ヶ月に2件程度しかないってことでしょうか?

2016/07/05追記: 月曜にステータスが受付処理中になりました。

2016/07/08追記: 申請から1週間でステータスが審査中になりました。

2016/07/11追記: 審査終了しました。後は手数料を納付すれば完了ですね。

2016/08/01追記: 諸事情により遅くなりましたが、新しい免許状と証票を受領しました。これでようやくオンエアできます。

Elecraft KX2

Elecraft KX2が届きました

代理店を通さず米Elecraft社に直接注文してから1ヶ月ちょいで届きました。注文時の「2-5営業日で発送」とは何だったのだろうか。という愚痴はさておき、届いたパッケージには "Pocket-Sized HF Transciever" とあります。

KX2 パッケージ

KX2 パッケージ

さっそく梱包を解いてみました。緩衝材を除くと……

KX2 パッケージ内 上段

KX2 パッケージ内 上段

上下二段に分かれていました。上段にはケーブル類と充電器、その下にドキュメントが入っています。そして……

KX2 パッケージ内 下段

KX2 パッケージ内 下段

下段にはKX2とバッテリーです。さっそく取り出してみます。

Elecraft KX2

Elecraft KX2

小さいです。KX3と並べてみると……

KX2とKX3 比較

KX2とKX3 比較

写真では分かりづらいかも知れませんが、一回り小さくなっています。バッテリーを入れても軽いです。

KX2 横15cm

KX2 横15cm

パネル面のサイズはiPhone 6sとほぼ同じです。KX2に比べるとダイアルはちょっと安っぽい素材になった印象です。

Elecraft KX2

Elecraft KX2発注

2016/06/22追記: 表題のアイキャッチ画像はElecraftのウェブサイトから拝借しました

先月のハムベンションにて、米ElecraftからHFハンディ機のKX2が発表になりました。当初は様子見しようかと考えていましたが、結局20日に注文しました。オプションとしてATU, リチウムイオンバッテリー、充電器、RTCを付けて、配送方法にUSPS Priority Mail internationalを選択しました。が、これが後々のトラブルの元(?)になります。

注文時のウェブサイトの発送状況は「注文から2-5日で発送」となっていました。が、5日経っても音沙汰がありません。10日が過ぎて月も変わった頃に痺れを切らして問い合わせてみたところ、10営業日で発送との回答がありました。ウェブサイトも「注文から2-3週間で発送」と更新。そこから1週間待ったところ、「3週間以内に発送」に更新。マジっすか。

で、この更新時に、気になる情報が追加されました。曰く、リチウムイオンバッテリーを国際航空便で発送するにはUPSを選択せよ、とのこと。こちらから問い合わせた方がよいかとも思ったのですが、ElecraftのMLに「問い合わせが沢山届いてて大変だから、メールは極力控えてね」的投稿があったため、こちらからコンタクトを取るのを遠慮してしまったのも失敗でした。

これと前後して、注文日と配送予定日の対応表もウェブサイトに記載されるようになったのですが、掲載されたのは21日以降の注文分のみ。この時点で流石に「どうなってんの?」的メールを投げたものの、見事にスルー。返信がありません。

注文から4週間経っても音沙汰なし。ちょっと半ギレ気味に「状況どうなってんの? あと、注文時にUSPS指定したけど大丈夫?」的なメールを投げたところ、ようやく返事がありました。曰く「未発送。リチウムイオンバッテリーはUSPSで発送できないことが分かった。注文からバッテリーを外すか、送料$180のUPSに変更するか、どちらか選べ」。

いやいや、リチウムイオンバッテリーの件は1週間(あるいはそれ以上)前に分かってたんじゃないの? と心の中でツッコミを入れつつ、サーセンの一言もないメールに半切れで一言「UPSで送れ」と回答したところ、注文からまる1ヶ月経った今日の朝、直接UPSからトラッキングナンバーの連絡がありました。今週末に届く予定です。

ちなみに、日本向けの製品は5MHz帯 (60mバンド)はKX3同様ファームウェアで無効にしてあるそうです。KX2が届き次第、無線局の変更申請 (無線機の増設)を行う予定です。

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Jetson TX1 カバー

Jetson TX1 自作アクリルカバー

これまでJetson TX1開発者キットを購入時に入れられていた帯電防止の袋に入れて保管していたのですが、使う度に出し入れするのが面倒になってきました。配線したのをイチイチ差したり抜いたりするのも手間ですし。

Jetson TX1には底板が標準で付けられていますので、追加でホコリ除けのカバーを取り付けることにしました。開発者キットの基板はMini-ITX規格に準拠しているようです。Mini-ITX規格について検索してみたところ、ネジ穴位置を画像で公開しているサイトを発見。こちらを参考にさせて頂きました。

Mini-ITX規格自体は170mm四方ですが、カバーが同じサイズでは基板ギリギリになってしまいますので、カバーのサイズは180mm四方にしました。ネジはM3のミリネジでよいようです。

具体的なネジ穴の位置はアクリル板の加工精度の都合で、Mini-ITX規格に厳密に従った位置になっていません。ネジ穴はM3 = 3.2mmなので、この遊びで吸収してくれることを期待します。

  • 左上: 左から11mm, 上から15mm
  • 左下: 左から11mm, 下から10mm
  • 右下: 右から11.5mm, 下から10mm
  • 右上: 右から11.5mm, 上から38mm

アクリル板の材質は、帯電せずホコリの吸着を防ぐ制電アクリルにしました。厚さは3mmで十分でしょう。端面はカットしたままでも実用上は問題ないと思いますが、見た目重視な場合は磨き処理一択です。

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JetPack for L4Tセットアップ 成功編

今回もJetson TX1の開発環境のセットアップです。

開発ホストとしてのUbuntuのセットアップが完了しましたので、次はいよいよJetPack for L4Tをインストールします。手順は失敗編とまったく同じですので再掲しません。

開発ボードをForce Recoveryモードで起動してUSBで認識させた後にも、失敗編のようにストールすることなくインストールが進みます。開発ボードのOS書き換えが済むと、開発ボードのUbuntuが自動起動します。また、起動後はubuntuユーザで自動ログインするようになっています。

ホストの方では、サンプルコードのクロスコンパイルが行われ、問題なくコンパイルできればビルドされたバイナリが開発ボードにコピーされます。XTermが閉じてインストーラに戻ればセットアップ完了となります。

開発ボードの方では、3D処理のサンプルアプリが自動起動するようです。これは閉じてしまって構わないと思います。

OS書き換え前の初回起動時にはドライバのインストールを手動で行う必要がありましたが、JetPackからのOS書き換え後は手動でドライバをインストールする必要はないようです。また、ホームディレクトリを開いてみると、色々と新しくディレクトリが生成されているのが確認できると思います。

JetPack for L4Tセットアップ ホスト編

引き続き、Jetson TX1の開発環境を構築します。

前回のセットアップではホストとしてVMWare上のUbuntuを用意しましたが、どうもVMWareやVirtualBox等の仮想環境上のUbuntuからのOSの書き換えがうまく動作しないことが判明しました。そこで、開発PCにSSDを増設して、この上にUbuntuをインストールし、デュアルブートできるようにしました。

今回増設したSSDは安い120GBのものです。BIOSでSATA2を有効にしてBIOSが認識できるようにし、DVDに焼いたUbuntu 14.04のインストールディスクをドライブに挿入して起動してUbuntuをインストールします。/dev/sdaはメインの開発環境であるDebianが入っているのでそのままにし、今回追加した/dev/sdb全体を/dev/sdb1としてUbuntuに割り当てました。SSDなので例によってswap領域は用意せず、無効にしてあります。

インストール完了後にPCを再起動したところ、grubが追加したSSDを認識できずにgrub rescue画面になってしまいましたが、

grub rescue> set prefix=(hd0,msdos1)/boot/grub
grub rescue> insmod normal
grub rescue> normal

で/dev/sda1の/boot/grubにあるnormalモジュールを読み込んで、通常のgrub画面の表示に成功しました。ここからDebianを起動し、

$ sudo cfdisk /dev/sdb

してみたところ、Ubuntuをインストールした/dev/sdb1パーティションにbootフラグが立っていません。bootフラグを立ててWrite→Quitした後に、念のためにupdate-grubを実行してgrubを再インストールして再起動したところ、ようやくUbuntuが起動できました。

2016/04/21追記: ストレージがSSDですので、Debianの時と同じく/etc/fstabのマウントオプションにnoatimeしておきます。fstrimは/etc/cron.weekly/fstrimから呼び出されるようなので、Debianのように手動で設定してやる必要はありません 。ただし、特定のメーカ以外のSSDの場合、このファイルでfstrim-allコマンドへの--no-model-checkオプション追加が必要です。詳細は/sbin/fstrim-allを読んでみて下さい。